インド版Microsoftと呼ばれるZohoについて

投稿者:浦 周平 経営者投稿
中小企業にとって“現実的すぎる”業務効率化ツールの話 「勤怠管理」「営業管理」「顧客管理」「会計」 これらを聞くと、多くの経営者はこう思います。 ・システムは高そう ・設定が難しそう ・結局、使われなくなりそう 実際、日本では ・kintone ・Salesforce ・Microsoft Dynamics といった名前が先に浮かぶ方も多いでしょう。 しかし、世界的には Zoho(ゾーホー) という選択肢が、 「中小企業にとって、あまりにも現実的」な形で広がっています。 Zohoはインド発のIT企業で、世界中で 1億人以上のユーザー に使われています。 特徴は一言でいうと、 "業務で必要なものを、ほぼすべて自社プロダクトで揃えている" という点です。 たとえば ・勤怠管理(Zoho People) ・営業・顧客管理(Zoho CRM) ・会計(Zoho Books) ・業務アプリ作成(Zoho Creator) ・メール、チャット、ファイル管理 これらが すべて同じ思想・UIで作られている のがZohoの強みです。 Microsoftでいう「Office + Dynamics + Power Platform」 Salesforceでいう「Sales Cloud + Platform」 を、最初から中小企業向けの価格帯でやっている、というイメージです。 代表的なサービスを、1ユーザーあたりの目安で比較するとこうなります。 サービス 1ユーザーあたりの月額感 Salesforce(CRM) 約3,000〜15,000円 Microsoft Dynamics 約8,000〜10,000円 kintone 約1,800円 Zoho(勤怠など) 数百円〜 Zoho Creator(業務アプリ) 約1,000〜2,500円 Zohoは ・勤怠管理が 月数百円 ・会計が 会社単位で月2,000円前後 ・業務アプリも 1人1,000円台 という、他社と比べると一段安い価格帯にいます。 そのため、 「とりあえず使ってみる」 「最初は一部の業務だけ」 という導入がしやすいのが特徴です。 Zohoの最大の特徴は「横断の考え方」 ここが、Zohoを理解するうえで一番重要なポイントです。 多くの業務システムはこう考えます ・勤怠用にユーザー課金 ・営業用にユーザー課金 ・会計用にユーザー課金 → 同じ人でも、使う機能が増えると費用が足し算 Zohoはこう考えます ・勤怠 ・営業 ・会計 ・業務アプリ それぞれは独立したサービスだが、 同じユーザー情報・同じデータ基盤で横断できる そのため、 「営業成績 → インセンティブ計算 → 会計連携」 のような流れを、追加開発なしで組めるケースが多いです。 「Zohoを扱える人」とは何ができる人か? 答えはシンプルで、"ツール操作ができる人ではなく、業務を設計できる人"です。 Zohoは ・ボタンをクリックする設定 ・ローコード(ほぼ日本語に近い)の自動化 だけで、かなりのことができます。 しかし、 ・今の業務はどう流れているのか ・どこで無駄が発生しているのか ・どこを自動化すべきか これを整理できなければ、 安いZohoでも「使われないシステム」になります。 つまり企業が払っているお金の正体は、 Zohoの利用料ではなく 「業務設計の代行費用」 だと考えています。 日本ではまだ 「Zoho?聞いたことない」 という人がほとんどです。 特に地方では、 ・Zohoを知っている人が少ない ・設定・設計できる人はさらに少ない という状況があります。 これは裏を返すと、 正しく設計できる人にとっては、大きなチャンスでもあります。 ・初期費用を抑えたい中小企業 ・IT担当者がいない会社 ・Excel・紙管理から抜け出したい会社 こうした企業にとって、Zohoは非常に相性が良いツールです。 Zohoは単に「安い業務システム」ではありません。 ・小さく始められる ・必要に応じて広げられる ・業務全体を一つの思想で整理できる という、中小企業にとって現実的な選択肢です。 重要なのはツール選びではなく、 自社の業務をどう設計するか その手段の一つとして、Zohoは非常に優秀です。